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惻隠の情

さて、きょうは仕事の後、誘われるままに日本橋の焼き鳥屋さんで一杯。
その帰りの電車内の出来事。
眠っている2歳~3歳くらいの子供をだっこした若いお父さんが、重そうに顔をゆがめて立っていた。奥さんは側でたくさんの荷物を持っている。
私は少し遠い所に座っていた。そのお父さんのすぐそばには若い高校生くらいの女の子たちや、20代くらいの男女が座っている。しかし、誰も譲らないんだよね。最近、本当にみんな見事に席を譲らない。混雑する電車でも優先席に我が物顔で座っている10代20代が多い。もちろん、礼節をわきまえた普通の若者もいる。しかし、とても少なくなっているのではないだろうか?こんな風に思うのって年寄りになったってことなのかなぁ?
それで、私がそのお父さんのところまで行って「あの席にどうぞ」と譲る。
「どうもすみません」と若いお父さん。
「ありがとうございます」と若いお母さん。
その後お父さんは席に座ったが、お母さんが荷物を置いて戻って言うには
「本当に助かりました、私たちは赤羽までですがどちらまでですか?」
「ええ、もう少し先ですけど大丈夫ですよ」と私。
「では赤羽に着くときにはまた席にきてくださいね」
「いえいえ、本当に大丈夫ですよ」
「でも、赤羽で降りますから」
「ああ、じゃあその時に混んでなければ…」
まあ、そんなやりとりをしていた。
なんだか、こっぱずかしい。
そんな状況を打破するために「子育ては大変でしょう?」などと、ありきたりの質問で話をそらす。
するとそのお母さんは「お子さんはいらっしゃるんですか?」と食いついてきた。
「ええ、うちのはもう大きいですけどね。今は子育て大変でしょうけど、喜びが段々と大きくなるんですよ」などと、わかった風なことを言っている私…
「そうなんでしょうか?なんだか自信をなくすこともあったりするんですよ…」
やばい!俺はそんなカウンセリングをできるような子育てしてないし、意見なんて言えた義理じゃない。しかもほろ酔いだよー
「そうですか…でも、ゆっくりあせらないことですよ」
ほー、よく言うなオレ。
「そうなんでしょうか…」とお母さん。

まあ、とにかく話はぐるぐるまわり、紆余曲折はあったもののいつのまにか電車は赤羽に到着。
お父さんにも、もちろんお母さんにも丁重にお礼を言われ、かえって恐縮して「さよなら、おやすみなさい」とか言ってる私。
ああ、なんだかすごくこっぱずかしいけれど、悪い気はしない。すごく良いことをしたわけじゃないけど、誰かに感謝されることはうれしいことだ。

席を譲れば気持ちがいい。それは絶対に間違いない。かっこつけてるわけじゃない。人間道徳の基本だよ。若者は席を譲れ!というか混雑している電車では、そもそも優先席に平気な顔で座るなよ。考えてみてくれよ。
そして席を譲れば友達が増えるかもしれないよ。

新渡戸稲造の「武士道」がこの数年でまた脚光を浴びているけれど、私はずっと以前(20年ほど前だろうか)から学校の道徳の授業はこの本で行うべきだと思っていた。
藤原正彦さんの「国家の品格」にもあるとおり「惻隠の情」を失ってしまったら人間はおしまいだ。
そういえば「美しい国 日本」はどうなったんだっけ?元総理・・・アイム・ソーリー???

テーマ:今日の出来事 - ジャンル:日記

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東京都中央区で会社経営してますがビジネス関係の記事はほぼありません。
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