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雲上のテラスでプハ~! ああ、美しき中央アルプス空木岳 2013年9月28ー29日

空木岳(うつぎだけ・2863.7m/左の山)

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駒石付近からのパノラマ

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■9月28日

菅ノ台バスセンター駐車場に到着したのが夜中の2時半だった。


メンバー4人で協力しながら、その駐車場の隅っこに速攻でテントを設営し、女子2名はそちらで、オレとネコさんの野郎2名は車の中でシュラフにくるまって仮眠をとった。

朝5時出発予定だったが、ご飯を食べたり何だかんだで少し出発が遅くなった。

ネコさんが風邪の病み上がりで、体調イマイチということもあり、林道の終点までタクシーを使う。

約1時間半のコースタイム短縮。

これが自分にとっては後々、大正解。

この日の宿泊地である駒峰ヒュッテまで、決して楽な登りではなかったからだ。


なにしろ登る。

樹林帯の中を、ひたすら登る。

だからタイヘン。


やがて水場に到着

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水量豊富。

ゴクゴクゴク。



ここで体調がイマイチのネコさんが引き返すか思案。
もちろん無理強いはできない。

しかし、ネコさんは登ると決意。

さすが体育会系気象予報士だ。


先に進む・・・というか登る。

樹林帯を、とにかく、なにしろ登る。

あ゛~~~~
だずげでぐれ~~~~

寝不足ってこともあって尚更キツイ。

しかし同行の若者3人は「へ」でもないようだ。

体調があまりよろしくないネコさんでさえ、グイグイ登っているよ。


さすが若き山ヤたち。

若いって素晴らしい。

オレだって、オレだって昔は・・・


でも、森はすごくキレイ。

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やがて木々の間から景色が見えるようになってきた。

おお、宝剣岳!

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更に登る

とても元気な若者たち。

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景観も開けてきた。

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森林限界が近づき、木々が低くなってくれば


ドーン!

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見てくれ、空木岳と駒石が描くスカイラインの美しさを!

そして、まさに始まろうとしている初々しい紅葉を!


いやー、素晴らしかった。

あまりの美しさに気が触れてしまったメンバーもいた。

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ミホさんだ。

右手には明日、歩く檜尾岳から宝剣岳方面への稜線が雲上に浮かんでいる。

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疲れは一気に吹っ飛ぶ。

写真を撮ったり、山座同定したりで先に進めないほどだった。


駒石にも登ってみた。

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更に登って振り返ると南アルプスの山々。

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甲斐駒ケ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳、塩見岳、赤石岳、聖岳、光岳・・・

みーんな見える!

塩見岳の向こうには富士山が少しだけ頭を出していた。

なんて景色だ!

凄すぎる!


だから、動画で見てちょ。




ここまで来れば、きょうの宿泊先である駒峰ヒュッテはもうすぐだ。


予定より早めに到着。


いやいやおつかれちゃーん!のハイタッチ。

ヒュッテのテラスで記念撮影。

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それにしても、ここ本当にすごくねーか!?

まさに雲上のテラスだ。

ここでグビッと飲(や)って

ぷは~っ!

するために登ってきたと言っても過言ではない。

しかし、その前に、寝床の確保をしよう。


この駒峰ヒュッテは地元の山岳会が運営する避難小屋で、オープン中は管理人さんがいてくれる。

水、ジュース、ビール、カップラーメン程度は販売しているが、食事は自炊だ。

到着順に良い場所を確保できるので、2番か3番くらいに到着した我々は、2階のなかなか良い場所に陣取ることができた。

重いけど持参したマットとシュラフを敷いて今夜の寝床はOK。

さあ、ビアだ!

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かんぱーい!


ウオー、最高だぜー!

ネコさんは相変わらず本調子じゃないようで、ちょっと可哀想。

しばらくテラスで最高の景色を眺めながら飲んでいたが、皆やはり寝不足ということもあって少し休もうということになる。
気温もグッと下がってきた。

ちょっとお昼寝(夕寝か?)タイム。

1時間だか2時間だかわからんけど、ぐっすり眠ってしまった。


起きてみると夕暮れに雲海が染まっている。

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テラスではネコさんもこの景色に感激していた。

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御嶽や乗鞍も遠くに見えている。

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南アルプスの一万尺級が、その頂を雲上に突き上げている。

あー、なんてキレイなんだ。
ヘタすりゃ泣くぜ。

というわけで夕暮れ、駒峰ヒュッテからのパノラマ動画をどーぞ。




明日も天気は良さそうだ。


夜はそれぞれが持参した食料で自炊。

ガスは共同装備ということでネコさんが担いでくれていた。
オレはワインとウイスキー係。

いつもの通り楽しい宴会。

そして、いつもの通り8時頃にはシュラフに潜り込んで、ぐっすり眠った。



■9月29日


夜明け前 八ヶ岳・南アルプス方面

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仙丈岳と北岳の間あたりからご来光

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素晴らしい朝焼けを見たら朝食はそれぞれの食材で自炊。
オレは岳食のパスタなど。


この日はアップ&ダウン、アップ&ダウン、アップ&ダウン、アップ&ダウン、アップ&ダウン・・・
の厳しく長い行程。

まずは空木岳の山頂へ。

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山頂からはこんな景色だ。

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八ヶ岳連峰がはっきり見える。

右端は大好きな甲斐駒ケ岳だ。

御嶽山も大きい。

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そしてこれから歩いてゆく宝剣岳方面に向かう稜線。

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天気良し!

気象予報士が自らの健康と引き換えにしてでも魔法を使って晴天にしてくれたのだ。


素晴らしい景色を堪能したら木曽殿山荘に向かう。

まだ9月だけれども所々で紅葉している。

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木曽殿山荘まで下って少し休憩。

ここからは東川岳への登り返し。

急登だよ・・・


東川岳

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稜線を辿って次は熊沢岳へ。

長い・・・
キツイ・・・

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振り返れば空木岳

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それにしても空木岳はいい山だ。

予想以上。

深田久弥は日本百名山を選ぶときに空木岳と、となりの南駒ヶ岳で迷ったそうだ。

しかし、決め手は「うつぎだけ」という名前の美しさだったという。


山ってけっこう「名は体を表す」なんだよね。


熊沢岳

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行動食などでエネルギーチャージ。

ここからが更にキツイ。

一旦、鞍部に大きく下り大滝山に登り返す。

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辛くて辛い登り返しだよ・・・

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その大滝山を越せば檜尾岳と檜尾避難小屋が見えてくる。

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紅葉もきれいだ。

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なんとか檜尾岳着。

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今年、韓国からの登山者11人が、このあたりで遭難して4人が亡くなったという事故があった。

実に痛ましいことだが、アルプスでは天候の急変に対応できるしっかりした装備と、山の知識が必須だ。

幸いにも今回のメンバーには気象予報士1名と、その卵が1名いる。

備えは万全、鬼に金棒、バレンティンに金属バットといえるだろう。


避難小屋の向こうは南アルプス連峰で、その向こうに富士山が見える。

ここも絶景。


というわけで檜尾岳山頂からの360°パノラマは動画で。




この檜尾岳でランチ。

厳しいアップダウンの連続で消耗したエネルギーを補給する。

しかも、先はまだまだ長い。


檜尾岳から、またまた大きく下る。

そして濁沢大峰に登り返し。

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ひゃ~、ヘロヘロだー

慰めは、ずっと右手に見えている南アルプスの峰々。

特に甲斐駒ケ岳はカッコイイ。大好きなんだ!

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濁沢大峰を越して、また下る。

そこから島田娘の頭と呼ばれる2858mのピークに登り返す。

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あ゛~~~~

ヘタレ。

若者3名には先に行ってもらって、マイペースで歩くよー。


でも、なんとか到着。

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ここまで来れば、もうキツイ登りも岩場もない。


振り返ると、歩いてきた道

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あー、良く歩いた。

頑張るオジサンだな。

ちょこっと感慨に浸る。


極楽平まで下れば、観光地っぽくなってくる。

そこからは木製の階段が設えてあって、15分ほど下れば千畳敷の駒ケ岳ロープウェイ駅だ。


宝剣岳を見上げる。

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極楽平から宝剣岳山頂までは15分ほどなのだけど、誰も行こうと言わなかった。

良かった良かった。


千畳敷は多くの観光客で賑わっていて、なんとロープウェイに乗るのに2時間近く待つのだそうだ。

となれば、ビア!

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ちょいと寒いけどね。


ロープウェイ待ち2時間、さらに下のしらび平から車を置いてある駐車場までバスで1時間。

さらに温泉にも入るので飲んでも大丈夫なんだけど、ネコさんは体調を考え、大事をとってソフトドリンク。

す、すまねぇ・・・


でも、きょうは体調が回復して良かった良かった。

お陰様で最高の天気に恵まれたよ。



ロープウェイに乗り込んで、しらび平からバスに乗る。

菅ノ台バスセンター駐車場に着いた頃には、すっかり暗くなっていた。

温泉につかって汗を流す。



そしてシメは駒ヶ根名物、信州産ロースのソースカツ丼だ!

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こうして満腹になった我々4名は、ネコさん運転の車で東京に帰ったのだった。


いつもながら、この山行を計画していただいたミホさんとネコさん、そして初めて一緒に歩かせてもらったあゆみちゃんに感謝、感謝。

みんなヘタレなオジサンの面倒を見てくれる、心優しきメンバー。

本当にありがとう!

天気もメンバーも素晴らしかった!

実に楽しく、思い出深い山行だった。


もちろん、この山行の反省会(単なる飲み会)も実は10月の中旬の某日、もうすでに八丁堀でやっちゃった。

これまた楽しかった。

また一緒に歩かせてください!

ちなみに反省会はこんなディープな店だった。

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ウツギ、センジョウジキ、中ア、サイコー!

いや北アも南アも、八ッも、どこもかしこも山サイコー。


山はいい。

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テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

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非公開コメント

ひゃあ~、一体、何度登り返してるんでしょう!?
空木スバラシイ!ので行きたいけど・・・。これ見たら行けない気がしてきた・・・。木曽駒のロープウェイ使って逆コースなら行けるのか・・・。確か、美穂さん好みのコースっつうことで、より過酷なコース取りだったんでしたよね?どうかそうでありますように・・・。

ichi様

逆でも逆じゃなくても、ichiさんならぜーんぜん大丈夫です!7月の裏銀座と、どっこいじゃないかな。平らな林道歩きもないしね。近いうちに一緒にどこか登ろうよー。

いちえさん、な、なんか、ど~しても誤解が払拭されないようですね...^^;
なにも私は過酷なコース取りが好きなわけじゃないですよ。繰り返しますが、下りをラクにしてあげた方が本当の意味でラクだし安全なんですよ。あの池山尾根を延々と下って帰ること考える方がよっぽどキツイしゲンナリです。
いちえさんも、双六から小池新道の下りで一気に足にきてたじゃない?双六からロープウェイで新穂高まで下りれたら山行全体がどんなにラクだったろうと思わない?
それに、稜線伝いの縦走をすればアップダウンは避けれないからね...どっちから来てもそこは同じ。ロープウェイで上がってきて駒峰ヒュッテまで歩いてきた皆さんも、長かった、きつかったとヒィーヒィー言ってました。あの長いアップダウンの最後に空木の岩壁を登るのは、そりゃぁ~キツイだろうと思うよ。
山にラクな道なんて無いよぉ。
でも、素晴らしかったよ!

ウフフ、美穂さんに会いたくなりましたv-238

過酷を選んでいるわけではなく、息を呑む景色や個性的な山の姿に出会うのに過酷とは思わないんでしたね~。

私に行けそうなところがあったらまた是非連れてってくださいませ~~。

あ、辻本さん、ご面倒をおかけしました(^_^;)

空木岳は日帰りで行ったことがあります。その先の景色を見て泊りの予定で来なかったことを後悔しましたが、今回の記事を読んで改めてそう思いました。
確かに中央アルプスサイコーですね、次に行くときは絶対泊りで行きます(^_^)

ちなみに辻本さんが行かれた裏剱の記事を読んで、その景色を見たくなり、10月の連休で裏剱と下ノ廊下をテン泊で歩いてきました。
素晴らしかったです、いいコースを紹介してもらってy良かったです(*^。^*)
(勝手に参考にしただけですが 笑)

美穂高様、ichi様

まあ、普段は見ることができないような山岳の絶景を見るためには、どうしても楽な道はないよねー。
でも、二人とも脚力は相当なもんだよ。
オレが行けるところなら、ichiさんは間違いなく問題ない。
次の山行を楽しみにしております!

武田 様

次行くときは誘ってね~
そーですか、裏剱と下ノ廊下、紅葉がすごかっただろうねー。私もいつか秋に必ず再チャレンジしますよ。
プロフィール

辻本孝良

Author:辻本孝良
東京都中央区で会社経営してますがビジネス関係の記事はほぼありません。
山とか酒とかB級グルメとか阪神タイガースとかの、どうにもならないような記事ばっかりです。

50歳を過ぎているというのに志の低いブログでごめんなさい。

会社のサイトは 

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