2013年5月5日 北アルプス 焼岳 (単独)

5月4日に西穂高岳から新穂高温泉に下山した。

しかし遠く奥飛騨までやってきたのだから、まだまだ帰りたくない。
GWの休みはまだ2日ある。

だから翌日の5月5日は北アルプスで唯一の火山である焼岳(標高2455mだけど北峰は2444m)に登った。

焼岳
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深田久弥は『日本百名山』の中で

(焼岳は)小兵の分際で、梓川の風景を一変した。
その爆発で大正池を作り上げたのである。

と書いている。

確かに標高2455mは、周辺の3000m級、群雄の大伽藍と比べれば小兵だ。
しかし谷川岳が1977mで、その谷川連峰の最高峰である仙ノ倉山が2026m、越後駒ケ岳が2003m、会津駒ケ岳が2133m、奥多摩の最高峰である飛龍山が2069、丹沢の最高峰となると蛭ヶ岳の1673mだから、決して小さな山ではない。
まわりが大きすぎるのだ。

上高地の河童橋から穂高を見上げる風景はとても有名だが、その際に後ろを振り返ってみれば、堂々とした焼岳の姿を見ることができるだろう。
そして天気が良い日に残雪の焼岳に登れば、素晴らしい山岳風景を見ることができるのだ。



新中の湯ルートの登山口から出発。

ここは駐車できるスペースは10台分くらいしかない。
その登山口からは奥穂と前穂を見ることができる。

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朝5時半、駐車している車は3台。
その一番で出発した。

天気良し。

はじめからアイゼンを装着してストックで樹林帯を登る。
下の方は一部で夏道も出ていた。

シラビソやブナの原生林を登る。

一人。

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時折、鳥の鳴き声がするだけで風もない。
あとは自分のアイゼンとストックが雪に刺さる音だけ。

爽やかすぎる!

最高だ。

昨日の午後は少しだけ雪が降ったようだが、トレースを消してしまうほどではない。

上高地側から早出の登山者がもしいなければ頂上一番乗りできる。

だが所々に急登があり、思っていたほど楽ではなかった。
小兵だっていうから油断してたのかもな。

しばらくヒーコラ言いながら登っていたら単独の若者に簡単に抜かれた。

早い早い。
彼の姿は、あっという間に小さくなり樹林の中に消えてしまった。

50を過ぎれば体力も落ちる。
山頂一番乗りはダメでした。

しかし、そんなオッサンでも歩き続けていれば目指す焼岳の姿が見えてくる。

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この樹林帯を抜ければ森林限界となっている下堀沢出合だ。

焼岳が噴煙をあげているのが見える。

右手には穂高

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ここから北峰と南峰の鞍部に向かって登る。

これが見た目よりずっとキツイ。
だが頂上にたどり着くためには、この急登を黙々と登るしかない。

朝のうちでまだ雪が締まっているが、天気が良いので陽が当たっている。
下りには、かなり湿った雪になるだろう。

とにかく登って登る。

鞍部に到着。


火山だ。

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立入禁止の南峰

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火口湖は雪に覆われている。

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鞍部から北峰に向かって登れば

山頂だ

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なんとも素晴らしい眺望。

穂高連峰から槍ヶ岳、双六岳、水晶岳、鷲羽岳まで見える!
前日に登った西穂高岳も手にとるようだ。

下で抜かれた20代と思われるニイチャンもいた。


霞沢岳

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蛇行する梓川と上高地

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笠ヶ岳

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3月に登った乗鞍岳

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最高の天気と素晴らしい景色。

しばし時を忘れてずっと眺めていた。

そのうち、もう2名が登ってきた。
色々と話をした。

写真も撮ってもらった。

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持ってきたパンやドライフルーツを食べてから名残惜しいが下山開始。

ずんずん下ってすれ違った登山者を振り返る。

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さらに下って振り返る。

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雪道ならば下りは速い。

登りの3分の1くらいで登山口に着いてしまったのではないだろうか。

登山口では登山客ではない方たちが穂高の写真を撮っていた。


車の中に荷物を片づける。

いつものことだけど、山旅の終わりはホッとした気持ちと寂しさが相まって何とも言えない気分。

穂高ともお別れだ。

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また近いうちに来ますと挨拶して車を出した。


中の湯温泉に入って帰ろうと思い立ち寄ったら12時からしか入れないという。

まだ11時20分。

諦める。

稲核ダムに近い某蕎麦屋に寄った。

IMG_8732.jpg

味は普通。
明日は東京で旨い蕎麦を食べようと思った。

松本I.Cから高速に乗る。
なんとすでに小仏トンネルで渋滞20kmだと!

温泉に寄らなくてよかった。


こうして穂高を満喫した2013年の我がゴールデンウィークは終わった。

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GW、後半戦は残念だったようですが、前半戦は、、、お天気バンザイですね!!
絶景ごちそう様でした(^◇^)
気付けばいつから山に登ってないんだろう・・・ヤバイ・・・。

ichi様

そうでしょー、夏の前にも奥多摩あたりでもどこでもいいから行きましょうよ~。企画しよう!
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