2013年3月16~17日 乗鞍岳・位ヶ原

広大な位ヶ原と乗鞍岳(左は剣ヶ峰・右は摩利支天岳)
右の人=オレ

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ハイシーズンの乗鞍岳は一大観光地というイメージが強いが、冬となれば全く別だ。
広大なハイマツ帯が雪原に変わる。
もちろん整備された道路も雪に埋まる。

26年か27年前にB.Cスキーで訪れて以来の乗鞍でスノーシューと山登り。
雪山を満喫する楽しい週末だった。



3月16日(土)

朝6時に車で新宿を出発。
本当は昨年の3月に歩く予定だった乗鞍の位ヶ原に向かう。

メンバーはその3月に位ヶ原から急遽変更の北八ヶ岳スノーシューツアーでお世話になったミホさん、そしてミホさんの知り合いのKさん、そしてオレの3名。
どうしてこの日に、このメンバーで、この山になったのかについては色々&色々あって話がすごーく長くなるので省略。

Kさんとは初対面。
なんと彼は気象予報士さんなのだ。
ということは・・・・

晴天を約束されたも同然だ!
こいつぁー春から縁起がいいぜ。

中央道は渋滞もなく、途中でブレックファスト休憩も入れて松本I.Cで下りて158号線へ。 登山口となる乗鞍高原温泉スキー場の手前でこの景色。

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うおー!

目指す白き山!

そしてこの青空!

テンション上がるわー!

スキー場の駐車場に車を停め、スキーヤーたちに混じって支度を整えたら出発だ。

まずはリフトで少し高度を稼ぐ。

そして出だしはこんな緩めな感じ。

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スノーシュー履いたら、いざ行かん!


緩やかな斜面を登ってゆく。
登るにつれて自分の背後に広がる景色が・・・

これ

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南アルプスと中央アルプスが見えてくる。

さらに登るとキツイ斜面が出てくる。
スノーシューの両サイドの刃とつま先の爪を効かせながら登る。

同行の若い2名はスイスイ登っている。
オレはヒーコラヒーコラ言いながらついて行こうとするのだが、ダメ。

ここでペースを上げちゃうとバテるので、マイペースで登ってゆく。

歳も歳なのだけれど、このところの運動不足もたたっている。
山に登るのは1月の丹沢・塔ノ岳以来だ。

もう少し身体を締めなければいかんな。

そんなこんなで時折休憩を入れてもらいながら、位ヶ原手前のツアーコースから位ヶ原山荘への分岐となる地点へ。

そこに広がるのは・・・

ああ!

穂高!


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思わず歓声をあげてしまった。

屹立する岩々がなんとも雄々しいが、対照的に吊り尾根が描く曲線はなんとも優雅だ。

ああ、穂高、ほたか、ホタカ!

しばし棒立ち。
見とれていた。


さて、今日は位ヶ原山荘まで行く予定。

今いる場所から山荘までは1時間くらい。
時間はまだ早い。
ここで今回のリーダーとして我々を案内してくれている美穂さんから2つの選択肢が示される。

一つは、もう少し上、肩の小屋まで登ってから山荘に下るという案。
もう一つは、このままここで穂高を見ながらコーヒーでも飲んでまったりするという案。

この日、気温は 高め。
マイナスではないから、しっかり着れば寒くない。

ヘタレな年長者は迷わず後者を選択!
それに従ってくれるお二人。
ありがたや~

というわけで、こんな感じ。

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雪の上に座ったり、寝っ転がったりしながら、穂高の絶景とコーヒー。

なんという贅沢!
これだけでも登って来た甲斐がある。


3月の北アルプスで、こんな時間を過ごせるなんてめったにないよな。
ラッキーこのうえなし。


さて、ここでツェルト泊というわけにもいかないので位ヶ原山荘に向かって出発。

2435mのピークをトラバースしながら進むルート。

山荘では宴会ヶ岳が待っている。

雪に埋まった位ヶ岳山荘

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この時期にこの場所で営業してくれているなんてオアシス過ぎる!

中は暖かくて気持ち良い。
入った瞬間にわかる。
趣のある良い小屋だ。

常連でもある美穂さんのおかげで良い部屋に案内された。

さて、準備ができたら宴会だ!
あいにくコタツは先に到着していたパーティーが使っていたのでストーブの傍に陣取る。

まずは缶ビールを買って乾杯。

その後は持ち寄った酒、酒、酒……
つまみ、つまみ、つまみ……
ここまでペットボトルに移し替えて背負って来た ワインも飲んじゃえば明日は軽くなるね。

しかし、ここでお腹いっぱいにしてはいけない。
ここんちの夜ご飯は

鹿鍋!

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この肉、硬いと思ったら大間違い。

柔らかくて味もしっかりとある。
美味しい!
スープが絶妙。

鳥肉のホイル焼きまである。
これまた旨い!

まさに雪上のオアシス だ!

素晴らしいおもてなしの後も宴会パート2
今度はコタツに入り、他のお客さんも交えて。

暖かい山小屋の夜。
山の話しだけでなく、いろんな話に花が咲く。

だから気がつけば すぐに消灯時間の9時。

好い加減に酔っ払い、心地良い登りの疲れと相まってすぐに眠ってしまった。



3月17日(日)

日の出は6時少し前。
5時半過ぎに起きると、美穂さんはすでに日の出を撮影するために外に出ているようだった。

Kさんに遅れて自分も日の出を見るために外に出る。

気温はマイナスだろう。
風が雪煙をあげる。

まだ日の出少し前。
それでも薄明るい。

そして日の出を待っているとぉ・・・・・

キター!

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位ヶ原山荘も朝日に染まる。

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今日も良い天気で良い日になるだろう。
それが分かるようなイカした日の出だった。


山荘に戻って美味しい朝ご飯を食べたら出発だ。

予定された今日のルートは乗鞍岳23峰の中の摩利支天岳と富士見岳に登るというもの。


美穂さんが小屋のご主人に挨拶に行くと、わざわざ外まで出て来て見送ってくださった。
室温だけでなく、全てにおいて暖かい小屋だった。


まずは 剣が峰に至る前衛の朝日岳と摩利支天岳の鞍部にある肩の小屋を目指す。

直登のルートもあるが、それでは位ヶ原の広大さがわかりにくいということで一旦、昨日まったりコーヒーを飲んだ辺りから登るルートをとった。

これが我々、乗鞍初心者にはもってこいのルート。

まずはこんな感じで登り出す。

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やがてまたまた穂高が見えてくる。

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そして

位ヶ原ドーン!

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これだよ!

圧巻の広がり!
雪原オブ雪原!

左が剣が峰で右が摩利支天岳

この広大さは写真でも動画でも再現はできないだろうけど、まあとりあえず動画で。
(風の音出るからね)




我々乗鞍初心者2人はスゲー、スゲーを連発。


この広大な雪原を正面の鞍部に向かって登ってゆく。

見た目は軽い登りに見えるでしょ。
ところがどっこい、結構キツイ。

イヤ、オジサンにはキツイ!?

同行の2人はスイスイ登ってゆく。

あ゛~~~~~ 助けてくれ~~~


遅れること数十メートルで肩の小屋。

この肩の小屋の奥に行くと加賀の白山がすぐそこに見えた。

ここでミホさんとKさんはスノーシューorワカンをアイゼンに履き替える。
オレは最初からアイゼン履いて来ちゃった。

ここから摩利支天岳へは雪で埋もれているハイマツ帯と岩を登って行く。

うぎゃ~~
これもキツイわ~~~

とヒーコラ言いながらも(同行の2名はヒーコラ言ってない)


摩利支天岳頂上!

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奥に見えているのが穂高だ。

そして剣ヶ峰

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加賀の霊峰白山

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なんとも神々しい景色。
またまた感動。
言葉にならない。

これは、この晴天だからこその絶景。

さすが気象予報士が一緒だと違うぜ!
気象予報士、バンザーイ!

景色を堪能したら夏では通れないけれど、雪に埋もれたハイマツ帯の上を不消ヶ池(きえずがいけ)方向に向かって下る。

穂高を見ながらの下り。
傾斜はそれほど急ではない。

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そして閉鎖されたコロナ観測所をバックに下っていく。

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名前のわりに不消ヶ池は雪に埋もれて消えているが、ここがミホさん曰く「コロセウム」
うーん、まさにコロセウムだ。
といっても、コロセウムに行ったのは二十数年前だから実はあまり覚えてないけどな。

そのコロセウムで、雄大な景色を眺めながらの小休止。

しっかり着ていれば寒くない。
雪崩も大丈夫だ。
最高のコンディション。

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ここでそれぞれ、持っている食料でランチ。

こんな場所で食べる山崎パンのランチパック・焼き鳥&マヨは、トゥールダルジャンの鴨より旨い。

なんとも素晴らしい時間だ。


さてパワーを補給したら、次は富士見岳に向かって登る。

剣が峰と摩利支天岳をバックに

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そして山頂

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オレ、ゴーグルして顔を全面的に隠しているのは、日焼けを避けるため。
歳とると、シミもできてくるんだよ。
若いころ、もっと手入れしとけば良かったな。

穂高方面

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こりゃーたまらんぜ!
この天気のおかげで、次々に繰り出される絶景を堪能しまくる。

ここに来て良かった!
生きてて良かった!

しかし山は登ったら下りなければならない。
これが宿命だ。

位ヶ原方面へトラバース気味に出来るだけ最短コースで下る。
ここはキッチリとしたピッケル&アイゼンワークで慎重に下る場面も。

位ヶ原まで下ったらアイゼンをスノーシューに履き替える。

登ってきたツアーコースより南側の沢の方に出てしまったので、少し登り返したりしながらスノーシューでバフバフと下る。

うー、脚にくるぜー。

しかも登りはリフトだったスキー場も、自分の脚で下りなければならない。

誰かスキーの板を持ってきてくれないかぁー!

と思いながら約1名のヘタレなオジサンはヘロヘロで下る。
他の二人は弱音なんか吐いたりしない。

そしてスキー場のスタート地点になんとか到着して記念撮影。

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そういえば3人で写真撮ってなかった。

後方には、いままでいた山が見えている。
振り返れば感慨もひとしお。


乗鞍温泉ゆけむり館で温泉に浸かり、ミホさんお薦めの美味しい蕎麦処御池へ。

乗鞍膳は蕎麦とイワナのカラアゲ

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いやーこれも旨かったぁー!

帰りの中央道も思っていたよりずっと渋滞は少なく、3人で今回の山の思い出話なんかをしていれば、あっという間に東京だ。



最高の天気とメンバーに恵まれて、雪山の楽しさを凝縮したような想い出深い山行だった。

この山行の何から何まで企画をしてくれたミホさん、そして一緒に来てくれたKさんに、心から感謝申し上げます。

本当に山はいい。
これからも部活、やりますぜ!

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この記事では、ミホさん撮影の写真もたくさん使わせていただきました。
重ねて感謝感謝です。

テーマ:登山 - ジャンル:スポーツ

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待ってましたよ~この報告~~~!!
読んでるだけでも顔がにやけてしまった。
行けなくてホントに残念だったけど、次回への期待が膨らみました(^^)v
それにしても、気象予報士って予報するだけじゃなくてお天気にしてくれるんだ・・・。

ichi 様

次回の山行、ぜひぜひ企画してください!
その打合せも兼ねて飲み会も。
あれ、天気って気象予報士が話し合って決めるものじゃないの?

(爆!)
気象予報士さんが話し合って決めてるんなら、あたしゃネコさんに袖の下渡してでも毎回お天気にしてもらいますよっ!
手っ取り早く、毎回同行をお願いしちゃえばいいんだなw

いちえさんも、今回は本当に残念だったけど、またお山へご一緒したいですね。

部長っ、早々に次回企画よろしくお願い致します!

美穂高様

仕事も部活もガンバロー!
プロフィール

辻本孝良

Author:辻本孝良
東京都中央区で会社経営してますがビジネス関係の記事はほぼありません。
山とか酒とかB級グルメとか阪神タイガースとかの、どうにもならないような記事ばっかりです。

50歳を過ぎているというのに志の低いブログでごめんなさい。

会社のサイトは 

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