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2012 ビーチ・ボーイズを見た夏

2012年8月16日 ビーチ・ボーイズの日本ツアー初日 コンサート開始前
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作家志望の青年(リチャード・ドレイファス)が夏休みも終わって東部の大学に入るために飛行機に乗り込む。

スパニエルズの「グッドナイト・ウェル・イッツ・タイム・トゥ・ゴ―」が流れる。
切ないメロディー・・・

離陸した飛行機の窓から白いサンダーバードが一本の長い長い道路を走っているのが見える・・・

一晩中探していた、あのTバードだ。
しかしもう戻れない。
苦笑い。

人生はままならない・・・
ほろ苦い青春の一コマ・・・


あー、もうダメだぁ・・・

ここで涙腺崩壊。

追い打ちをかけるようにビーチ・ボーイズの「オール・サマー・ロング」が流れる・・・

ジョージ・ルーカスの映画『アメリカン・グラフィティ』のエンディングからエンドロール。

田舎町の高校生たちが、ただどんなふうに夏休み最後の一日を過ごしたかを描いただけの映画。
ただそれだけの映画。

しかし若き日の旅立ちや希望、出会いと別れ、ファッションや音楽といったものを鮮やかに切り取った素晴らしい作品だ。


夏の終わりは物悲しい・・・

そう、今年の夏も終わるね。
2012年の夏が逝く・・・


今年の夏も、いろいろあった。

山にも行った。
鳳凰三山やら燕岳やら。

花火も見た。
キレイだったなぁ・・・

でもわが阪神タイガース打線の花火は一向に上がらなかった・・・

旅行も何度か行った。
リゾートでまったりもした。

オリンピックもあった。
連日の熱戦で寝不足の日もあった。

あ、もちろん仕事もした。
7月に大きな仕事も無事に終え、良い決算を迎えたのではないかな。

しかし、この夏の一番の思い出深い出来事は

そう、何と言っても

ビーチ・ボーイズ!

8月16日 QVCマリーンスタジアムの来日公演を見た!

凄かった。

感動。

オジサン・・・いや爺さんに近いバンドの「ほのぼの懐メロ大会」的なコンサートを想像していたのでド肝を抜かれた。

もちろん、今年に入って「神の創りしラジオ」という信じられないほど素晴らしいアルバムをリリースしていたから、クオリティの高さは想像していた。

しかし、それにしてもそのパワフルなステージには圧倒された。
そして、まだまだ健在の美しすぎるコーラスには、もうただただ感謝感激、ナミダナミダ。

1980年にベニー・グッドマンがオーレックスJAZZフェスティバルで来日した時、若造だった私の隣で感涙にむせんでいたオジサンの気持ちが良くわかった。

凄まじくハイクオリティのコンサートだった。



ビーチ・ボーイズが好きだ!と言うと

「ああ、あのサーフィン音楽のバンドね」って言われる。

大半の人の認識だ。

チューブのアメリカ版で、海とかサーフィンとか、車とか西海岸のビキニを着た女の子ってだけのイメージ。
ヒット曲は「サーフィンUSA」・・・ 以上。

違うよ、違う!
それはビーチ・ボーイズをわかっていない。

まあ全然違うとは言わないが、しかし全然違う!

ビーチ・ボーイズは世界の音楽シーンにも多大な影響を与えた偉大なバンドなんだ!

って以前は力説していたものだが、最近はそれも面倒だからやめてる。
バンド名もねー、なんかチャラい感じがしちゃうのかね~。

そのビーチ・ボーイズだが、そもそもサーフィンができるメンバーは、亡くなってしまったデニス・ウィルソンだけだ。

そのデニスがサーフィンを音楽にしてみないかという提案を、才能豊かな兄のブライアンが「サーフィン」という曲にしてみた。

しかしこの曲、今聴くとビートルズのデビュー作「ラヴ・ミー・ドゥ」に通じる酷さだ。

これはマンガか?
クレージーキャッツがふざけて歌っているのか?
そんな酷さだ。

でも、これがジワジワとローカルチャートで2位まで上昇した(らしい)。

この時のバンド名はペンデルトーンズだったのだが、マイナーレーベルが名前を THE BEACH BOYS に勝手に変えた。
サーフィンだからビーチ・ボーイで行っちゃえ!って感じの軽いノリか!?

これが功を奏したのかどうかは知らないが、更になんということか、この曲が全米チャートで75位までヒット。
(マジかよ)

その後も「サーフィン・サファリ」あたりが成功して「サーフィンUSA」や「サーファー・ガール」があれよあれよという間に大大ヒット。

ここでサーフィン・サウンドなるものが生まれた。
いままでなかったサウンドを作り上げちまったのだ。

ここからビーチ・ボーイズの快進撃が始まる。
そして同時に天才ブライアン・ウィルソンの葛藤も始まる。

と、まあビーチ・ボーイズの歴史とか、紆余曲折とかを書いていたら、明後日になってしまうくらい書かなきゃならないからココらへんでやめとく。

さらにオレの思いまで書いたら本になる。
(売れないから書かない)

だから実際に聴いてもらうしかないのだ。

60年代のサーフィンやホットロッドをテーマにした曲は、それはそれで素晴らしい。

しかし是非とも「ペットサウンズ」や「トゥデイ」「サーフズ・アップ」などを聴いてみていただきたい。
なんなら、人気歌手がだいたいはヤッツケで録音する「クリスマスアルバム」でさえ群を抜いているから確認してみてくれたまえ。


話を8月16日の来日公演にもどす。

前日からワクワクが続いていて眠れなかった。

ビーチ・ボーイズは7時頃登場ということだったが、4時頃には到着。
暑い日だったが、マリーンスタジアムは海のそばにあるせいか風があって少し涼しい気がした。

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まずはプログラムを購入しようと列に並ぶ。
買うのに30分以上かかった。

Tシャツなどのグッズを買うための列は気が遠くなりそうだったので諦めた。

客層はお腹の出たオッサンばかりかと思っていたが、全然そんなことはなかった。

若い世代も多くて驚いたのだが、これは自分の好きなアーティストがブライアン・ウィルソンをリスペクトしていると言っていたからとか、山下達郎のカバーで好きになったからというような理由からと後からTwitterで知った。
女性が多かったのも嬉しかったなぁ。

記念の一枚

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ちなみにこの日、連れて行った同行の女子2名は完全にビーチ・ボーイズのファンと化した。

アリーナは芝を痛めるという理由からアルコールの持ち込みが禁止だ。
外で飲んでから入場。

千葉ロッテマリーンズのホーム球場だ。
ビニールシートが敷き詰められ、椅子が置かれている。


前座は、なんと

アメリカ!

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「名前の無い馬」「ベンチュラハイウェイ」「金色の髪の少女」で有名。

これだけでも凄いわ。

しかもクリストファー・クロスが登場というサプライズも。

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ぶったまげたわ。



さてさて、次はビーチ・ボーイズが登場だ。

暮れなずむマリーンスタジアムの空が高揚感を煽る。
これも計算された演出なのか!?

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海風が心地よい。


ビーチ・ボーイズ登場!

ああ!

会えたよ!

生だぜ!

ブライアンがいるビーチ・ボーイズに!

アリーナはのっけから総立ち。

ノリノリの数曲から「サーファーガール」のブライアンのソロでぐっときた。

「ドント・ウォーリー・ベイビー」でちょびっと泣いた。


アレンジやコーラスはオリジナルの通りだ。
凄まじきバンド魂。

その後も新曲の「神の創りしラジオ」を含む30曲。

亡くなってしまったデニスとカールも画像と音声で登場。
今は亡きデニスのヴォーカルに合わせて「フォエバー」
そして
カールのヴォーカルに合わせて「神のみぞ知る」を演奏するなんて・・・

「素敵じゃないか」

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そしてアンコールで3曲。

「ココモ」はクリストファー・クロスが歌う!

「Fun,Fun,Fun」はアメリカと。

まるで魔法をかけられたような、あっという間の2時間だった。
もちろん大声で歌いまくっていたから声はかれた。

一番好きな曲とも言える「プリーズ・レット・ミー・ワンダー」が無かったのが残念。
「ディズニーガール」もちょっと聴きたかったなぁ。


メンバーの死や幾度の分裂を繰り返すも、50年目にしてリユニオンしたビーチ・ボーイズの来日公演。

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2012年の夏、最高の感動と「グッド・バイブレーション」を味わった日だった。

その興奮は半月以上経った今でも冷めることがない。

そしてこの素晴らしかった一日が、冒頭の『アメリカン・グラフィティ』のエンドロールと重なって、夏の終わりを感じる度に滂沱たる涙を禁じ得なくなったりするのだった。

・・・・・・・

歳のせいかな・・・


【この日のセットリスト】

01. Do It Again
02. Little Honda
03. Catch a Wave
04. Hawaii
05. Don't Back Down
06. Surfin' Safari
07. Surfer Girl
08. Don't Worry Baby
09. Little Deuce Coupe
10. 409
11. Shut Down
12. I Get Around
13. That's Why God Made the Radio
14. Sail on, Sailor
15. Heroes and Villains
16. Isn't It Time
17. Why Do Fools Fall in Love
18. When I Grow Up (to Be a Man)
19. Cotton Fields
20. Forever
21. God Only Knows
22. All This Is That
23. Sloop John B
24. Wouldn't It Be Nice
25. Then I Kissed Her
26. Good Vibrations
27. California Girls
28. Help Me, Rhonda
29. Rock and Roll Music
30. Surfin' USA
アンコール
31. Kokomo(with クリストファー・クロス)
32. Barbara Ann (with アメリカ)
33. Fun, Fun, Fun (with アメリカ)

IMG_6651.jpg

ありがとう!

マイク、アル、ブルース、デビッド、そしてブライアン

人生は「オール・サマー・ロング」!

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