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11月23日 奥武蔵の伊豆ヶ岳を越えて子の権現へ(単独)

伊豆ヶ岳

P1020722.jpg


関東平野が西で果ててくると、緩やかな丘陵が広がり、それがやがて秩父の山並みへと頭をもたげる。

と言っても標高にすれば、せいぜい1000mから高くても1500m程の連嶺なのだが、この奥武蔵から秩父あたりでは古い時代からの豊かな自然と文化に触れながらの登山が楽しめる。

正丸駅から伊豆ヶ岳を経て子の権現への縦走は、その代表的ルートの一つと言えるだろう。

このルートは駅から駅というアクセスの良さとアップダウンを繰り返して山のトレーニングに向いたそこそこハードなコースであること、そして何より鎖が続く岩場があるという理由で何度も何度も歩いたコースだ。

伊豆ヶ岳は、山頂を踏んだ回数の多さでベスト5に入るのではないだろうか。
塔ノ岳、高尾山、谷川岳、平標山・・・その次あたりだろうか?

しかし、調べてみたら7年間も登っていなかった。
なぜ前回を覚えているかというと、7年前に登った日は北朝鮮に拉致されていた蓮池さん、地村さんのご家族が日本に戻って来た日だったからだ。
帰り道の東飯能駅で、そのニュースに感激したことを妙に覚えている。


西武線の正丸駅から歩き始める。

大蔵平の集落を通り、左に禁漁区域に指定されている沢を眺めながら緩やかに登って行く。

P1020701.jpg


古き良き里山の雰囲気。

深まる秋。
旬を過ぎてしまった大量の柿が残る大木がたくさんある。

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家々の軒先に吊るしてある干柿が実に美味しそうだ。

ゆずは鈴なりに実をつけている。
今が旬なのだろうか。

そんな、どこか懐かしい風景の中をしばらく行くと馬頭尊に着く。

P1020704.jpg


ここからが本格的な山道。

若き頃は、この登山道に入らずに正丸峠まで行き、そこから伊豆ヶ岳にアプローチしていた。
その方が長くたくさん歩けるという理由から。

そう、昔は若かったのさ。
少しでも歩き、トレーニングに勤しんでいた。
戻れるものなら戻りたい・・・・・・
下腹も出てなかったよ。


このルートには滑りやすい急斜面の登りがある。
雨上がりの後などは、相当難儀する。
泥だらけになる。
経験あり。
まあ、そこが伊豆ヶ岳の楽しいところなのだけど。

正丸峠からの道と合流して少し進めば本日のメインイベントともいえるクサリが取り付けられた岩場。

男坂。

P1020707.jpg

約50mほどの岩登り。

落石や滑落の事故があったようで現在は通行止めの看板が出ている。

手前の看板を要約すると「落石の可能性があるよ、危険だから女坂で登ってね」
奥の看板を要約すると「あんたが事故っても飯能市には一切かかわりのねーこってござんす」

看板に書かれている通り自己責任で登る。

P1020709.jpg


確実に三点支持で登れば問題は無いが、落ちるとヤバい。
意外とスリルがある。

それから先行の登山者がいる場合は少し休んで間隔を大きくあけるべきだ。
落ちてくる石には勝てません。

核心部を通過した後は山頂に至るルートが少し解りにくいかもしれない。
立ちふさがる岩を登るのだが、巻いているように見える細い道があって、何度も登っているくせにそっちに行ってしまった。
しかし、その先は崖。
落ちると危険。
危ない危ない。

しかし山頂よりもキレイな景色が見える。

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武川岳の向こうに武甲山の頭も見えている。

そしていくつかの大きな岩を越せば山頂だ。

P1020713.jpg

記念撮影

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雪化粧した日光の山々、谷川連峰まで見えた。

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(写真だとよく見えないけどね)

少し景色を楽しんでから出発。
先は長い。

南側の斜面を下る。

頂上直下の紅葉が素晴らしい。

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P1020726.jpg


急な下り。
いつだったか雨の日にこの下りが非常に大変だったことを思い出した。
滑るわ滑るわ・・・

古御岳

P1020727.jpg

きついアップダウンを何度か繰り返す。

高畑山

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ここで握り飯2個。

うれしいことに登山者はあまりいなかった。
静かな山行。

この先は杉の植林が多くなる。

9月の台風で倒れたのだろうか?

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雨降りの中、このあたりを一人で歩いていた時、天狗が出てきそうな幻想的な雰囲気だったことを思い出す。
遠い昔の話し…


さらにアップダウンを繰り返して

天目指峠(あまめざすとうげ)

P1020739.jpg

この峠には伝説があるのだが、知りたい人はググってね。

ここから更に2つか3つのピークを越す。

紅葉がいいね。

P1020742.jpg

子の権現に到着

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千年の歴史がある天台宗の古刹。
足腰の神仏を祀っている。

どうだ!
鉄の大草鞋(かねのおおわらじ)

P1020745.jpg

奥には紅白のでっかい高下駄。

参拝する。

足腰の健康その他を祈願。

いつまでも山歩きができますように。
大金持ちになって船で世界一周できますように。
日本の全ての山小屋に泊まれますように。
家内安全・商売繁盛。
堀北真希ちゃんと鈴木京香さんと仲良くなれますように・・・


叶いそうもないお願いばっかりだな。
せめて一番最初のやつと家内安全くらいはお願いします!


まだ昼。
ちょっと歩くのが速すぎたかな。

でも、お腹はあまり空いていない。
少しだけ何か食べようかとも思ったが、駅で飲むビールのために我慢。

子の権現に来る度に購入しているお守りの小さな草履をまた買う。
こうして元気に歩いているのだから、このお守りってご利益があるのかもしれない。

大きな仁王像と記念撮影。

P1020759.jpg


これは観光に来ていたオジサンにお願いして撮ってもらった写真

P1020756.jpg


仁王像のポーズ。
ちょっと恥ずかしかった。

樹齢800年の二本杉。
ドでかい。

P1020761.jpg


子の権現は登山客ではない方がそこそこいた。
車で来れるからね。

なかなか良いところです。

ここから一気に西吾野駅に下る。

ガイドブックなどでは西吾野駅ではなく吾野駅に下るコースを紹介しているが、7年前の自分の古い情報によると吾野駅周辺ではビールを買えない。
だから西吾野に向かう。

(ビールの情報が間違っていたら今後の参考にするから教えてください)

ズンズン下ると小床の集落。

ほんと、干し柿うまそうだ。
1個くれないかなぁ・・・

P1020764.jpg


車道(R299)に出れば西吾野駅は近い。

ビールはこの店で買える。

P1020765.jpg

というか伊豆ヶ岳縦走の場合、ここしかない!
(7年前までの情報)

電車に乗りこんで山と丘陵が広がる景色を眺めながらプシュー!

P1020767.jpg


車だとこれができないから電車がイイ。

おつかれちゃ~ん。

ぐびっ ぐびっ ぐびっ・・・

ぷはーーーっ

くぅー!!

たまらん!


素晴らしい晩秋の山旅だった。
また来よう。

P1020769.jpg

お土産のお守りは、またザックに取り付ける。
いつまでもいつまでも山歩きしたいんだ!


(関連記事)
正丸峠のジンギスカンはここ→「正丸峠の奥村茶屋でジンギスカンを食べる会」

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