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東北へ。

11月12、13日の土日を利用して、所属する経営者クラブ(あまり公にできないのでG.Oクラブってことで)のメンバーの中の7名と東北に行ってきた。

一日目は松島、石巻、女川から秋保温泉泊。
翌日は平泉の中尊寺、毛越寺を見学して一関から帰るという行程。

実は、この会の今年度の旅行は京都と決まっていた。
はっきり言えば先斗町あたりでパーっとやるという旅行。
各自、毎月2万円の積み立てをしているので一人24万円の予算。
(全て使うというわけではない)
海外に行くケースも多いのだが、今回は幹事が京都旅行と決めたのだった。

しかし10月の定例会でメンバーの一人から石巻の知人を訪ねながら、どうせなら東北でその予算を使おうじゃないかという意見が出る。

賛同者多数で今回の行程に変更。

色々な意味で非常に有意義な旅行だったので、いままでは書かなかったが、今回の旅行については主に被災地のことについて書くことにした。


11月12日(土)

東京駅地下で美味しい駅弁を買い込んで、朝8時28分東京駅発の東北新幹線に乗車。

仙台駅で大型のレンタカーを借りてまずは松島に向かう。

実に綺麗な観光地。

P1020650.jpg

震災の影響など全く感じない。

あー、松島は何もなかったんだぁ~、良かった良かったと思いながら五大堂へ。

キレイな海だね~

などとノウテンキな我々が、或るお店に貼ってある震災直後の写真を見て松島も津波の大きな被害にあっていたことを知る。

焼カキを食べたお店でも店員さんたちに津波の様子などを聞くことができた。

そのお店では、ドアに波が押し寄せた高さがくっきりと残っていた。
腰より上まで浸かったのだ。

他の店のウィンドウなどにも壁の腰上よりも高いところに「波はこの線まで押し寄せました」と書かれていた。

瑞巌寺の境内にも、波が押し寄せた地点の印があった。

P1020662.jpg

しかし、それにしても今の状態の松島からは津波がひいたあとの惨状は全く想像もできない。
あの分厚く残った泥というかヘドロが跡形もないのだから。

なんて力強いのだろう!

松島の、東北の復興魂に感動。

その後、松島を後にして石巻に向かう。

ここで我々のメンバー、中堅レストランチェーン・オーナーであるHさんの友人と合流。
Hさんのお店が仕入れしている水産会社の社長さんだ。

この社長の案内で被災地へ。

すでに復旧している工場や、水産加工場もあるにはあるが、全体的にはまだまだだ。
中が流されて、建屋だけが無残に残る。

IMG_5063.jpg

運んできた瓦礫は高く積まれて、まるで大きな山だ。
自動車まで高く積まれていて、一体スクラップにするのに何年かかるのだろう?

胸が締め付けられるような光景の中を更に北上。

海から離れた地域は無傷で、それがなんともホッとする。
しかし、そこをを越すと・・・・

飛び込んできた光景に全員が言葉を失った。

女川町。

鉄筋のビルがかろうじて残るが、他は何もない。
全て流され、ビルでさえなぎ倒されている。

IMG_5083.jpg

なんと町の8割を失ったのだそうだ。

これが同じ日本の、東北の光景だ。

IMG_5075.jpg


8か月が過ぎた今も、瓦礫こそ撤去されているが、まだ何も進んでいないという印象だった。

船が木にひっかかっている。
あんな高いところまで・・・・

実際に見て感じたのは、地盤が想像していたよりもずっと沈下しているということ。
これはテレビなどでは、あまり報道されていないのではないか。

IMG_5082.jpg

道路や線路は水没寸前だし、船着場も水没している。

この復旧には時間がかかるのではないだろうか。
どういう工事をすればよいのだ?
迅速な国の支援が必要だ。

水産会社の社長は、立て直しのために歯を食いしばり、休みなく苦労されている。
生々しい話に思わず目頭が熱くなる。

今回、我々のクラブはあらためて会費の50%、一人12万円を寄付。
それなりの額にはなるかもしれないが、しかし、まだまだ足りないだろう。
継続的な支援をシステマチックに構築すべきだ。

全員で黙とうして女川を後にした。

石巻に戻る道路沿いには、所々に仮設住宅があって不自由な生活をしてい方がまだ大勢いることを改めて認識する。
これからの寒い冬を、なんとか暖かく過ごしていただきたいものだ。

その後は石巻で食事してから秋保温泉に向かう。

高速道路のETCレーンはガラガラ。
というのも、罹災証明書(被災証明書)を使って高速道路を走っている方々が多いからだ。
インターチェンジ手前では、必ずと言ってよいほど出口渋滞していた。

旅館では、食事を供してくれた中居さんにも震災のことなど色々と教えていただいた。
やはり、仙台市内などは復旧が早かったようだが、まだまだほど遠い地域がたくさんあるのだ。

今回、お金は地元に落とすという趣旨の旅行。
旅館では、さきほどの水産会社社長もお招きして地元の酒をできるだけたくさん飲む。

秋保温泉は良い温泉!

みんな東北に行こうぜ!


さて、翌日11月13日は二日酔いの者もいたが平泉へ。

電線などは地中に埋められて街が美しい。
世界遺産のためにそうしたのか?それとも、そうだからこそ世界遺産に登録されたのか?

中尊寺

IMG_5099.jpg

中学生の時に来て以来だ。
藤原氏三代のミイラを見たことが非常に印象に残っている。

そして芭蕉の光堂の句に感動したものだ。

もっとも、いまはこの覆堂の中に黄金輝く光堂がある。

P1020679.jpg


実は「奥の細道」を中学生の時に読破したことがあるのだが、曽良が詠んだ

卯の花に 兼房みゆる 白毛かな

という俳句が中学時代の自分の琴線に触れたらしく、その後は義経と兼房のことが知りたくて、色々な本を読み漁ったこともあった。
歴史に興味を持ち始めたハシリだったのかもしれない。

老体に鞭打って、白髪を振りみだしながら最期の最期まで命を賭して義経を守り抜こうとした兼房がカッコよくて憧れたものだ。

ああ、そんな純粋で真面目な時期もあったんだよなぁ・・・・・
(遠い目)

大混雑してはいたが光堂と、如来・菩薩の仏像構成を観賞。
やはり圧巻だった。

その後、かんざん亭で自然薯そばと善哉を食べてから、車にもどって毛越寺に向かう。

P1020691.jpg

小雨が降り始めた。

雨の浄土庭園もまた良い。

レンタカーで一関駅へ。

新幹線に乗り、東京駅で旅の打ち上げ。

あの震災から8カ月。

今回の旅の前に、なんだか物見遊山と受け取られはしまいかと危惧する意見もあった。

しかし、実際に大変な状況の中で必死に努力しておられる経営者にお会いして話を聞くことができたこと、そして被災地の惨状をこの目で見れたことでわかったことも多々ある。

また今回のメンバーには、会社オーナーだけではなく、弁護士、公認会計士、さらには保険代理店オーナーもいて、そのような職業の方の観点についても知ることができた。

山の友人には、震災ボランティアで支援活動をしている立派な仲間がいる。
彼、彼女に比べたら、トホホな支援しかできないのだが、この旅ではいろいろなことを考えさせられた。

「人がたくさん来てくれれば、それが支援につながるんですよ」
水産会社の社長に言っていただいたこの言葉に救われた。

いろいろな意味で心に残る旅であった。

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被災地に出かける、というのは、やはりためらいを感じてしまいます。
社内での旅行の企画にも、候補地として挙がりましたが、
物見遊山で出かけるべきではないと思う、という意見も出て、
結局別の場所になりました。

現実を知ること、出かけてお金を使ってくること、行ってみなければ始まりませんね。
記事を読ませていただいて、復興を願いながら、気持ちを寄り添わせながら、
家族で出かけてみよう、と思いました。

jtstj 様

やはり行く前はためらいを感じていました。
何人もの方がのみ込まれてしまった場所ですから。
それでも、行ってみて良かったと思っています。
被災地でお会いした皆さんは、周辺に観光に来てほしいと言ってました。
なんとか早い復興を願ってやみません。

社会的力のある方々が実際に行かれて自分でできることを探されるというのは、先へのつながり方がまた違って、大きな力になるのではないでしょうか。
瓦礫撤去もまだニーズがありますが、今後はホントに仕事とお金だなあとつくづく思います。
お疲れ様でした~~。

山行のペースもあがってますね~。
私は年内は休業予定ですので(^_^;)、年が明けたらまた計画します!

ichi 様

一人一人の小さな力を結集して大きな力にすることは復興への効果的な支援になることも実感。
しかし、これから被災地では土木工事に莫大なお金が必要になることも実感しました。
実際に行ったことで支援の気持ちを持ち続けられるような気がします。
いつかそのうち東北の山ツアーなんかに行けたらいいよね~。
年明けの山計画、待ってます!
プロフィール

辻本孝良

Author:辻本孝良
東京都中央区で会社経営してますがビジネス関係の記事はほぼありません。
山とか酒とかB級グルメとか阪神タイガースとかの、どうにもならないような記事ばっかりです。

50歳を過ぎているというのに志の低いブログでごめんなさい。

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