四阿山(2354m)~根子岳(2207m)

四阿山との鞍部より見た根子岳

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深田久弥の「日本百名山」にも書かれている通り菅平でスキーをすれば、正面にそびえる大きな二つの山が印象に残るだろう。
それが四阿山と根子岳だ。

若き頃、四阿山で2度ほどスキーをした。

そしてすぐそばの、滑りに滑った菅平は今でもラグビーとスキーのメッカだ。

8月5日の夜から9日までの予定で剱岳に登る予定だったが、9日をどうしても休むことができずに断念。
それなら同じ理由で断念した仲間のO君と、二人で、1泊でどこかに登ろうということになった。
山小屋?テント?

いやいや、この前の週に私が行けなかった四阿山のことを話したら、ではそこにして山を降りたらどこかの温泉宿でメチャクチャ飲もう!という山登りが目的なのか酒が目的なのかわからないインチキくさい山旅となった。

8月7日

O君の車で関越自動車道から上信越道に入り上田菅平I.Cで降りて菅平牧場に向かう。

菅平の中心部を通過したのがちょうどラグビー合宿における朝練の時間帯だったので、多勢のラガーメンが走っていた。


菅平牧場は、とても気持ちの良い場所だ。

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広い草原に牛が草を食んでいる。
そして北アルプスがうっすらと見える。

深呼吸!

駐車場には既に5台ほどの車があり、山支度をしているグループもいる。
我々も早速、登山靴に履き替えて出発。

牛を見ながら

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これぞまさに牧歌的。
後ろに見えるのが右・四阿山で左・根子岳

高原の朝
風が気持ち良い。

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爽やかだー

しばらくは白樺など広葉樹林帯を登り進む。

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天気は悪くないが、少し雲が出てきた。
頂上からの大パノラマが見れるだろうか・・・

この辺りでさえ登山道の両脇にはたくさんの高山植物が咲いている。

尾根にとりつけばカラマツやダケカンバの林に景観が変わる。

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しばらく登ると標高1917mの小四阿。
私も知っているマツムシソウがたくさん咲いていた。

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次第に視界が開けて根子岳がその姿を見せるようになれば標高2106mの中四阿。

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ここで行動食を摂る。

それにしても本当に花が多い。

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その先はササの繁る斜面を登る。

根子岳が大きい。

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緑が眩しい。

針葉樹林帯を抜ければ

やったぜ!

四阿山の頂上。

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しかし大パノラマが広がるはずの頂上からはガスで何も見えない。

ああ~なんてこった。
残念無念。
天気はどうにもできない。

頂上で少しだけ休憩し行動食を食べる。
そうしたら西に連なる根子岳に向けて出発。

まずは鞍部へ針葉樹林の中を急降下する。

この急坂は木の根が登山道を覆っていて、しかもその根が濡れているので滑ること滑ること・・・
泣きたくなるような非常に難儀する下りだった。

ここは積雪期に来るべきだな。

でも、鞍部の大スキマは実に伸びやかなササ原が広がっていて疲れを一気に癒してくれる。

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あーやっぱり山はいいなぁ~

登り返しは岩塊の稜線。
ここの花畑は実に見事。
高山植物のオンパレード。

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チョウやトンボもたくさん見れる。

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と、このあたりで地響きのような音。

なんだろう?
ジェット機の飛ぶ音か?

長いインターバルの後また聞こえた。

ドーン.........

どうやらカミナリのようだ。
まだ午前11時台だというのに。
ラジオを出そうか?
常に持っているのだ。

注)AM放送は雷に反応してガリガリと音を出す

まだ遠いか?

振り向けば今までいた四阿山はもう全く雲の中で、東側に少しグレーがかった雲がある。
あまり悠長にしていられなさそうな天候だ。

花を愛でる余裕が少し削がれる。

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岩稜を超えると・・・

根子岳の頂上

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展望は全くなし。
晴れていれば北アルプスがスッキリ見渡せるはずなのだが。

見たかったな。

頂上直下ですれ違ったオジサンも挨拶したら「いやな音がしたね~」と。

山、特に樹林帯ではない場所でのカミナリの恐ろしさは経験すればわかる。
生きた心地がしないというレベルではない。
ここで死んでもおかしくないと覚悟するレベルだ。
街のカミナリなんてほとんど怖いと思わないけどな。

そんな状況だったので、ここでゆっくりランチなどしている場合じゃなかった。
山頂でお弁当を広げて、のんびりしているグループもいたけど無理。
山は、そして自然は時に牙をむく。
行動食だけ摂り、下山開始。

根子岳の南西側斜面を下る。
ここは傾斜もほぼ一定していて比較的歩きやすい。

菅平牧場が見えてくるようになれば、少しだけ遠方の景色も見える。

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いままでいた根子岳にも雲がかかっていて、その中ではポツリポツリと雨が降っていそうだ。
早く登り、早く下って正解なのだ。

実際、この日は下山後に激しいゲリラ豪雨が菅平にもあった。
恐らく遅めに登った方々は、この豪雨に山で襲われ大変な目に遭っただろう。

出発した菅平牧場に着くころには足は棒。

観光客の皆さんも結構来ていて早朝とは違って賑わいがある。

ファミリーも多く

ウサギや

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全くやる気のない仔牛

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を見る子供たちが可愛い。

で、可愛くないオジサン2名はソフトクリームなど。

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濃厚さが少し不足してたかな・・・

車に戻り、着替えもせずに温泉宿に直行。

その後は宿で翌朝まで記憶を無くすまで飲む。

アホだ。
ラガーメンたちとラグビーの話をしたこととゲリラ豪雨しか覚えてない。

翌朝は快適ドライブで帰った。

ま、なかなかどうして、楽しい夏休みだった。


深田久弥は四阿山についてこうも書いている。
ピッケル・ザイル党には向かないかもしれぬが、しみじみした情緒を持った日本的な山である・・・と。

まさにその通りの名山だった。

その景観が見えたら尚のこと良かったがなぁ・・・

またいつの日か必ず登ろう。

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こんにちは、お久しぶりです。
私も根子岳・四阿山辻本さんのコースの逆で行きましたよ・・・、四阿山への登りがきつかったのと山頂に2つの祠があったのを覚えています。記憶が正しければの話ですが牧場入口付近で駐車料金徴収されませんでしたか?。
下山後のアイスクリーム食べられたみたいですね、残念ながら私は時間オーバーの為食べられませんでした。
この近辺の深田百名山へは行っているので行く際にはご連絡を・・・。

土金 様

非常に朝早く到着したため無料~!
早起きは400円のですわ。
プロフィール

辻本孝良

Author:辻本孝良
東京都中央区で会社経営してますがビジネス関係の記事はほぼありません。
山とか酒とかB級グルメとか阪神タイガースとかの、どうにもならないような記事ばっかりです。

50歳を過ぎているというのに志の低いブログでごめんなさい。

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