八ヶ岳 編笠山(2524m) 夏だ!山だ!アブだカダブラ!

編笠山の頂上

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梅雨も明けた。
夏山シーズンの幕開けだ。

土曜日に一人で日帰りできる八ヶ岳あたりに登ろうと目論んでいたら、社労士のWさんから電話あり。

山を始めたばかりの友人をどこかの山に私が連れて行くことになった。
しかし低山だったら私でもなんとかなるが、この時期に低山というわけにもいかないから涼しい山に連れてってくれないかと。

あれ、グッタイミン!

実は土曜日に八ヶ岳の権現岳と編笠山を計画していると言うと、明後日の日曜日にしてくれという命令に近い提案。

まあ、土日のどちらかで家族に仰せつかっている家事などこなせばいいのだから、日曜でもOKと返答。

ただ、権現と編笠のセットは初心者の女子2名には少しハードかもしれない。
もちろん運動不足なメタボに近い50代である自分にもハードなんだけどね。
でも、一人ならすぐにエスケープできるし、イザとなりゃどこでもツェルトで寝れるのだからどーだって大丈夫。
しかし女子2名かぁ・・・
どこに連れて行けばいいんだ????
日帰り可能で標高2000m以上の涼しそうな山・・・・
探してみたが面倒だから最初に行くと決めていた編笠山だけに登るってことに決着。

女子2名にオレ1名はでは、つり合いが取れないから(何のつり合いだかわからないけどな)O君を誘うが、忙しいからダメと。

結局、7月10日(日)に女子を2名連れて編笠山に登ることになった。
なんだか最近ほんとに女子と山に登ることが多いが、オレは大丈夫なのか?
まあ、いい。


朝というより、夜中の2時頃には自宅を出て両名をピックアップ。
Wさんの友人もWさんなので、ダブルWさんだ。

この時間なら道路はまだガラガラ。
何台もの車をぶっちぎりながら(法定速度内で…?)中央高速を小淵沢に向かってひた走る。
八ヶ岳PAで少し休憩してから小渕沢で高速を降り、登山口の観音平に到着するころには夜も明けた。

少しだけ仮眠をとり、早朝に出発。
命が惜しけりゃ山では早出早着が基本。
聞くところによるとこの山はアブが多いようなので、虫よけスプレーもしっかりした。

あーなんて爽やかな朝なんだ!
東京では考えられないような涼しい空気の中を歩く。

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出だしはこんな森の小道。

ずっとこんな道だったら最高だね~、遠足だよね~などと言いながら進む。
この後、アブの執拗な襲撃を受けながらのハイクになるなどとはつゆ知らず・・・

やがて本格的な登りになり40分もすると標高1880mの雲海と呼ばれる地点に到着。

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ここからは、その名の通りの景色が見れる。
富士山だ。

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あー、素晴らしいなぁ~
やっぱり山はいいね~

でも、話には聞いていたし色々な方のブログをみて知っていたが、それにしてもアブ多いな・・・
払うのが大変だわ。
まあ、アブに毒は無いから噛まれたら痛いけど我慢しろよー。

まだ、この程度だった。

雲海を過ぎると更に岩がゴロゴロ出現してくる。
南八ヶ岳の原生林だ。

先行していた60代前半くらいと思われるご婦人がアブの攻撃にキャーとか、ギャーとか泣き叫びながら手脚をバタバタさせて歩いている。
「おとうさん!早く歩きなさいよ!刺される刺されるぅ~!」

それが面白くて我々はクスクス笑っていたが、そのうちこっちもそれどころじゃなくなってきた。

標高2100mの押手川は編笠山への直登ルートと青年小屋への道を分ける。

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周辺は深い深い原生林。

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ここには小さな沢がある。
沢と言うよりは、水たまりみたいなものか。
そのせいかどうかわからないがアブの数が急激に増える。

「痛い!」
とダブルWさん。

「痛テー!」とオレ。

こいつら、マジで噛みつきやがる。
だから、じっとしていられない。
常に動いて攻撃をかわさなければならないのだ。

いくら毒が無いからと言っても、こんなハエのお化けみたいな奴らに噛みつかれるのは気持ちの良いものではない。

ゆっくり休憩などして居られないほどなので水分補給して、塩分・糖分・クエン酸入りのタブレットを口に放り込んだら出発。
アブはずっと周りを飛び交っている。
ブーンブーンという羽音をずっとBGMにしながらの山歩きは始めてだ。
あー、もーやめてくれー!!
と言ってみてもアブのバカには通用しない。

そういえば、さっきキャーキャー泣き叫んでいたご婦人はアブの攻撃に耐えきれずに降りて行きましたとさ。
ご主人も一緒に・・・可哀そう・・・
ダブルwさんも「気持ちはわかるよねー、でも私たちは大丈夫!」
ということでたまに「痛い!」「ギャー!」などと叫びながらも頂上を目指す。

岩の急登

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振り向けば雲の上に南アルプスの山々

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日本No.2の標高を誇る北岳、そして甲斐駒、仙丈…

富士山…

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見とれてしまう…


あ!イテー!
アブだ。
見とれている場合ではない。

それに富士山に雲がかかり出した。

これは積乱雲の始まりっぽい。
早いところ頂上から富士山を見よう!
隠れてしまう前に。

しかし登りは辛いんだ。

青年小屋の激励がでてくれば頂上は近い。

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やがて木々が無くなって視界が開けてくると

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頂上だ!

アブも少しはいるが、めっきり少ない。
奴らのせいで急いで登ったから2時間と少しで登ってしまった。

しかし素晴らしい展望!

中央の奥が八ヶ岳の主峰である赤岳だ。

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そして北八ヶ岳まで一望できる。

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一番奥が今年の5月に登った

蓼科山

中央の少し右にある双耳峰が今年の2月に登った

天狗岳

そう考えると今年は結構八ヶ岳に来てるんだと再認識。

富士山には、ますます雲が・・・

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甲斐駒からも雲が湧き上がる。

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まあ、なんにしてもこの動画でどーぞ。

北アルプスも雲は多いけど見えます。
(少しだけ風の音が出ます)




デッカイぞ!南アルプス!

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アブを払いながらも各々が持ってきたランチで腹ごしらえ。
山を見ながら食べるオニギリは別格にウマい。

とかなんとかしているうちに、雲がどんどん湧いてきて、富士山も南アルプスも完全に隠れてしまった。

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積乱雲も発生してきたから夕方には雷の危険もある。

これから登ってくる皆さんは、残念ながら展望はないだろう。
山では早起きした者に大きなご褒美がある。
もちろん安全も。


下りはまず少し北へ、青年小屋に向かう。

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ギボシと権現岳もそのうち登ろう。
但し夏はダメ。
アブがいない季節に。

ヒカリ苔には「触っちゃ嫌よ!枯れちゃうわ」

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こんなゴーロを岩に飛び移りながら下りてきた。

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青年小屋の赤ちょうちんには「遠い飲み屋」

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いつか泊まりたいな。
飲み屋には目が無いんだ。

でもアブがいない季節に。

ここから巻き道で再びアブの帝国・押手川に戻る。

もちろん休憩は無し。

ずんずん下って、なんだか少しアブが少ないなというような場所で水分補給。
それでもアブの奴はまとわりついてくる。

雲海に戻たら登りでは見えていた富士山はもう全く見えず、山の上の方はガスがかかっていた。

出だしが早かったから登山口には昼過ぎに到着。

早朝は少なかったのに、ここでもアブの攻撃が待っていた。

登山靴だけ脱ぎ、車の中にアブが入らないように注意しながら乗り込み、一目散に逃げ出す。

あー、やっとアブから解放された。

高速手前の道の駅で着替えして、無料の足湯で足を洗い、おいしいソフトクリームを食べてから東京に戻る。


中央道は少しだけ上野原あたりから小仏トンネルまで渋滞。
しかしその渋滞の中でもアブの話題で盛り上がり、渋滞の苦痛も半減されてすんなりと帰れた。

まあ下山して考えてみれば、これもまた一つの楽しい思い出だ。

夏の編笠山は、八ヶ岳連峰の最南端という富士山や南アルプスの展望に最高の位置にあるにもかかわらず、アブ大量発生の山として深く記憶に刻まれたのだった。


それにしてもアブの話題ばっかりで恐縮でした。
登山口付近にはキスゲも咲いてたよ。

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あー爽やかだ。

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それにしても、夏に阿弥陀岳とか、赤岳とか、硫黄岳とかにも登ったことがあるけど、こんなにアブはいなかったよなぁ・・・・

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