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2012年8月19-20日 燕岳 ソロ・テント泊

燕岳 2763m

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風化した花崗岩の山

雷鳥もいたよ

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燕岳というと、どうしても北アルプス表銀座縦走の出発の山という印象が強い。

いまから20数年前、若く、体力があり余っていた頃に今回と同じ中房温泉から燕岳・常念岳・蝶ヶ岳を経て上高地に下った4日間のことを思い出す。

多分これが燕岳初登頂だったと思う。

その後も夏のワンデイや残雪期に登ったことがある。

テントを担いでの合戦尾根はやっぱりキツかったが、素晴らしい夏の終わりの眺望を見ることができた。

今回の燕岳は山友のO君からのオファーだった。

お互い今年もどうやら長い休暇をとれそうもないので、1泊のショート・アルプスをテント泊でやろうぜということに。
しかし、残念なことに言い出しっぺのO君が膝をやられてしまった。
(この前の記事「棒ノ嶺でトレーニング&温泉」に書いた)

じゃあ中止しようとも思ったが、O君が中房温泉までダイレクトに行ってくれるバスの手配などを全て完璧にやっていてくれたし、O君曰く、なかなかバスの座席をとるのが大変だったということなので結局、前々日に1名だけキャンセルして一人で行く事にした。



■8月19日(土)

8月18日の夜22時30分に竹橋の毎日新聞社前を出発する毎日あるぺん号に乗り込む。
満席。

席が運転席のすぐ後ろだったので、調布までの景色を見ながらウイスキーをちびりちびり。
頭の中では、直前に行ったビーチボーイズのコンサートの影響で「素敵じゃないか」とか「神が創りしラジオ」が流れていた。

談合坂と諏訪湖のS.Aでトイレ休憩して、うつらうつらしながら明け方に常念岳登山口である一ノ沢林道の終点へ。
昨年の秋に来たばかりの場所だ。

そこから次は終点の中房温泉へ。

到着は5時半頃だったかな?
寝ぼけていて記憶にない…

諸々の準備を整えて6時半頃には出発。

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午後になると天気は不安定になりそうだったので、できるだけ早く燕山荘に着いた方が良いだろう。
しかもテン場が狭いので尚更だ。

合戦尾根は北アルプスの三大急登と言われているのだが、良く整備されているし(され過ぎか?)第一から第三ベンチ、富士見ベンチとほぼ等間隔に休憩場所が設置されていて位置確認がしやすい。

第三ベンチが距離で言うと中間点。

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テント泊の装備が重い…
酒も食料も、できるだけ山小屋で調達しようというインチキなテン泊なのに…

汗だくだよ。

あ゛~、誰か助けてくれ~

と心のなかで思いながらひたすら登るしかないから登る。

結局は自分をやらざるを得ないところに追い込んで、やらなければならない状況にしてしまうというのが、山に限らずこれまでのいい加減な自分のやり方だ。

植村直己もその著書で同じようなことを言っていた。
まあ、植村直己と一緒にしないでって言われるけどさ。

雲が上空へ上空へと登りはじめた。
雷だけは勘弁だ。

富士見ベンチを過ぎて更にヒーコラ言いながら登る。
出発して約3時間たった頃、この看板。

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ガスってきた。

そしてあと5分・・・

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そして

着いた!

スイカ小屋!
じゃなくて

合戦小屋。

スイカ

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合戦小屋名物。
800円

甘くて美味しい~
塩をたっぷりかけて食べるぜ。

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登る人、下る人で合戦小屋も大賑わい。
日曜日だから下る人の方が多いようだった。

スイカに元気をもらい、さらに登ると三角点が置かれた合戦沢ノ頭へ。
槍ヶ岳が見えるポイントだが、ガスで何も見えない。

ここから燕山荘まで標高にして200m強のアルバイト。

高山植物の花畑が広がると燕山荘は近い。

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あ゛~、もうだめだ~・・・

って頃に燕山荘に到着。

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あー疲れたぁ。

しかし、そんなことを言っている場合ではない。
雨が降りそうだから早いところテントを設営せねば。

できた。
きょうはペグダウンも必須だ。

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小屋で手形をもらってね。
幕営費は500円。

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まだ昼前。
サブザックに水、防寒着、レインスーツ、カメラ、非常用グッズなどだけを詰めたら山頂を踏もう。

しかし山頂は雲の中。

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間違って雲が飛んで行って晴れますように!

・・・・・・

無理でした。

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しかし、雷鳥を発見!

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寄ってみた

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4羽ほど確認。

違う岩に移った。

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以外に歩くのが早いし岩に登るのも上手だ。


眺望はなかったが雷鳥に会えてちょっと幸せだった。

雨がポツリポツリと降りだしたので、テントまで下る。

小屋も見えなくなってしまった。

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燕名物のイルカ岩を見ながら下る。

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僕のフリッパー~♪海の底ふかぁ~くー 消えてゆ~くー その影~♪
(わかる人はけっこうな歳だ)

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コマクサも群生している。

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眺望はなかったが楽しかった。


戻った時間にテント場を俯瞰するとこんな感じ。

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それほど混んでいない。

しかし、この後に続々と増えていく。

小雨の中での設営ならばまだ良いが、設営中に雨が激しく降りだして大変な思いをしている方々もたくさんいた。

山では早く行動した者が得をする。
と思っている。

小屋で日の出の時間をチェックしたら、さあビールだ!
外のベンチで飲めるかな?と思っていたら本降りの雨。

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マグカップを忘れたからワイン用に燕山荘オリジナルを1個買った。

とりあえずテントに戻って一人で乾杯。

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この後、小屋に行ってビールを買い、談話室っぽいテーブルあたりで飲もうと思っていたのだが、雨は止まない。
小雨になったりはするが、時折激しく降る。

こうなったらテントに引きこもるのもいいかもしれない。

山ではいつも、なんだか知り合った人とダラダラ飲むのが常だけど、たまには標高2,700mのテントの中、一人で自分を見つめ直すのはどうだ。

そうだ。一人反省会をしよう。

反省会場は、さながらテント・バーだな。

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(左の炭酸水のペットボトルはワインです)

この時点でまだ4時。

相変わらず雨。
しかも激しく降るとテントの場合はうるさい。
風も出てきたが飛ばされないように設営したから大丈夫。

隣のテントは若いニイチャンが二人。
話を聞く気はないが聞こえてくる。

「あのさー、ちょっと重大発表があるんだ」
「何?」
「実はさぁ、オレ結婚するわ」
「えー!マジ!ここで言う!?相手は〇〇ちゃん?」
「そりゃそうだよ」

そんな会話を肴に飲んでいた。

ああ!青春って素晴らしい!
オレにも青春時代があったよ!
たいしたもんじゃないけどさ。

夕食にカルボナーラのショートパスタも作って食べた。
(お湯を入れるだけでできる)
そしてワインとウイスキーで1時間ほど飲んでいるうちに眠ってしまった。

寒くて目が覚めたのが19時半。
雨はまだ降り続いているようだ。

もう一度シュラフに潜り込んで目をつぶったら、本気で眠ってしまった。



■8月20日

目が覚めたのが明け方の3時。
ずいぶん良く眠った。

期待せずに天気をチェックするためにテントから顔を出してみる。

な、な、なんと!

満天の星空!

そりゃ、秋や冬の澄んだ空とまではいかないが、星星星のオンパレード。

ご来光が見れそうだ。
日の出は5時01分だから、4時15分に出発すれば良い。
少し横になっていたが、もう十分眠った。

外ではすでに出発の準備をしているパーティーもいるようだ。
常念方面に縦走するのだろうか。
羨ましい限りだ。

ヘッドランプを点してトイレに行ったり、少し荷物をまとめたりしているうちに4時を過ぎる。

山頂に向けて出発。

東側の雲海と空の境ががオレンジに染まる。

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反対を見ると朝を待つ奥穂高岳と北穂高岳、その二座にかかる吊尾根、槍ヶ岳、笠ヶ岳

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さらには鷲羽岳に水晶岳…


山頂から北側を見れば北燕のずっと向こう(写真左奥)に立山と剱岳、奥の真ん中は針ノ木岳、右奥の双耳峰は鹿島槍ヶ岳だ。
さらにその向こうは五竜岳から白馬岳か。

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そして出た!

2012年8月20日
燕岳から見た日の出。


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槍穂高が目覚める。

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大槍と小槍の間に孫槍も確認できる。

拡大

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雲海の遥か彼方には富士山が見える。
太刀持ちに八ヶ岳連峰、露払いに南アルプスを従えて、まるで土俵入りのようだ。

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燕山荘を見下ろせば大天井岳、常念岳。

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あまりの神々しい光景にしばし時を忘れた。

山頂は多くの人で賑わっていたので、少しだけ下で動画を撮った。

どーぞ





槍ヶ岳をバックに自分の写真も1枚お願いした。
寝過ぎて顔がむくんでらぁ。

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本当にいつまでもいつまでも立ち去りがたい朝の一大スペクタクル的眺望だった。

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帰りのバスの時間もあるし、温泉には絶対に入りたい。
だから、とっとと朝ご飯を食べて、テントを撤収しなければならない。


雲上のテン場にもどり、カレーうどんを作って食べた。
(コッヘルでお湯を沸かして煮こむだけの岳食)

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そしてテント撤収。
もう一日ここでまったりできたら最高なんだがなぁ…

7時30分頃には帰り支度を整えて、小屋に幕営手形を返す。

燕岳ともお別れだ。

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すでに少し雲が上がってきている。
きょうも午後は雨じゃないかな。

中房温泉に向かってズンズン下る。
逃げ足は早い。

すぐに合戦小屋。

きょうはパイナップルだけガーッと食べた。

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あとは第二ベンチで少し休憩したくらいで2時間で降りてしまった。

このまま膝を故障せずに山に登り続けられるといいな。


さてさて、下山後の楽しみは温泉とビアだ!

中房温泉 湯原の湯へ。

なんと一番湯!
まだ朝の9時40分だもんな。

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あー最高だー!

極楽極楽~

着替えも済ませてキレイサッパリしたところで

ビア!

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枝豆もね。

バスは12時に集合だから、まだまだ余裕だ。

だから2杯目いってみよー!

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締めはチキンカレー。

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隣のオジサンが食べていたざるそばも美味しそうだったが、なにしろこのカレーの謳い文句が

「中房温泉の地熱で作った蒸し鶏が入ってます」だと。
そりゃ食べなくちゃ。

お腹いっぱいで丁度良い時間になりバスで帰途につく。

諏訪湖S.Aあたりまでグッスリ眠っていた。
昨日から良く寝たな。

携帯電話には着信やらメールがそこそこ入っていて、山の気分もそろそろオシマイ。
そういえば月曜日なのだった。

S.Aで社員やらお客さんやらメーカーやらに電話。

いつものように新宿の高層ビル群が見えてくれば、また明日からは日常だ。

しかし今朝のあの景色を見てしまったからには、山への想いがまたしばらく続くことになるのだろうな。

山はいい。

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2012年8月13日 棒ノ嶺でトレーニング&温泉

棒ノ嶺の山頂で

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来週のアルプスに向けてO君とトレーニング山行をすることに。

我々にはお盆休みなんて洒落たものが無いし、翌日も仕事だ。
近場の低山にしか行けやしない。

しかし真夏の低山はねぇ・・・

だったら、このクソ暑いなかで大汗かいても温泉に入って美味しいもの食べてゆっくり帰ろうじゃないかということで棒ノ嶺に決めた。

白谷沢に沿って登るコースは、短い流域だが小さな滝を見ながら、手軽に沢登りっぽいコースを楽しむことができる。
ゴルジュ状の場所もあるし短いクサリ場もある。

夏もこの沢沿いだけは実に涼しい。

まあコースの感じは動画で見てね。



登山口から車道を登って行くと有間ダム。

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名栗湖は台風に備えて水量少なめ。

このダムを渡って山道へ。

入口に水場がある。

白谷の泉

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枯れていることもあるようだが、この日は豊富。
ゴクゴクっといただく。

コーヒーか水割りでもと、持ってきたプラティパスにも入れて持ち帰る。

ザックには他にもきょうの飲用に3リットルほど入っているが、きょうはトレーニングなのだ!
負荷をかけるべし!


沢からはなれて山道に入り、林道を渡って山腹を登って行くと岩茸石に出る。

登った。

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樹林の中を登るから日陰なのがありがたい。
風も少しある。

それでも大汗かきながら権次入峠を右に行けば広々とした山頂だ。

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ゆっくり登ったが朝が早かったので人も少ない。

風があって気持ちいい。
暑いかとも思ったが、日陰は実に涼しい。


きっと下では気温35度とか言っているに違いない。
わずか969mの山で、この涼風は思っていたよりもずっと良い。

だが眺望は残念。

北側に草津や日光の山々も見れるのだそうだが、近くの武甲山すら見ることができなかった。

動画どーぞ。



まだ早いのでお互いにお腹が空いてはいなかったが、おにぎりを1個だけ食べ、少しゆっくり休んだら下山開始。

ズンズン下る。

コクワ発見。

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岩茸石まで戻り、そこからは滝ノ平尾根を下る。

と、ここで・・・

連れのO君にトラブル発生。
膝にかかえている痛みが出てしまった。

なんでも最近になって、下りになると出るらしい。
必ずというわけでもないらしいが、この2ヶ月くらい山に登れなかったことも影響しているのか・・・

ストックで庇いながらゆっくり、なんとか下山。

平地や登りでは全く何の痛みもないのだそうだ。

来週のアルプスに暗雲たちこめる・・・

ともあれ、さわらびの湯へ。

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さっぱりしてから飯能あたりで美味しい蕎麦を食べようと車を走らせるが、たいした店がなさそうだったのでバーミヤンでドカ食いして帰った。

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2012年8月11日 東京湾大華火祭

6時頃に晴海の主会場着。

会社や友人知人の総力を結集してゲットした整理券を握りしめて。

すでに会場はこんな状態。

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でも、当選した人しか主会場には入れないので必死で席取りする必要はない。

仕事関係の4名でビールや料理を持ち込んで飲みながら開始を待つ。

7時に打ち上げが始まる

第一部(ほんの少しだけ)




その後も第二部、三部・・・とオリンピックをテーマにした花火、各地の花火師による尺玉の競演、被災地復興の願いや鎮魂を込めた花火などが真夏の夜空を色鮮やかに彩る。

上がる歓声と拍手・・・

旨い料理と酒・・・

時間を忘れて、ずっと見事な花火に見とれていた。


そして第六部 フィナーレ



素晴らしい夏の夜だった。

その後、築地まで歩いて鮨屋で二次会をやったことは言うまでもない。

テーマ:花火 - ジャンル:日記

2012年7月28-29日 南アルプス鳳凰三山(日本山頂人文字協会傑作集)

鳳凰三山の象徴

地蔵岳のオベリスクと一緒に登ってくれたメンバーの皆さん

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そして日本山頂人文字協会の最高傑作

薬師岳人文字は

Y A K U S H I

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左端、KさんのY字バランスを見よ!
素晴らしい!


【プロローグ】

愛と希求がひとつになって
業が命を賭した山頂人文字であるとき
行いは初めて真の意味を持つ
神と将来のために

ロバート・フロスト『ボストンの北』より


【出発前】


北アルプスの霞沢岳に男女7名のテント泊で行く予定の山行が、まあ毎度のことだが大きな紆余曲折の末に、小屋泊で南アルプス鳳凰三山に変更となった。

更にメンバーも男はオレだけ、女子が4名となり、前日にイチさんが体調不良でリタイアしたため、昨年の草津白根山と同じフミさん、エノさん、モナ、そしてオレの4名での山行となった。



【7月28日】


大月まで渋滞していた中央道も、その先はガンガン飛ばせる。
もちろん法定速度は守ってるに決まってる・・・はずだ。


女3人よればかしましいと言われるけど、今回同行してくれる3人の会話は実に楽しい。
運転しながらお腹の皮がよじれるほど、ずっと笑っていた。
だから眠くなることはない。

韮崎インターで降りて登山口の青木鉱泉へ。

いろいろな人のブログで、道を間違えると、とんでもない悪路を行かなければならないと知っていた。
だから用意した地図を確認しながら進む。

楽勝!
と思っていたら、なぜか悪路の方に来ていた。

「2つの選択肢がある場合、困難な方を選べ」って、誰かエライ人が云ってた。
それを実践したことになる。

パリダカに出たい人にはお勧めのワイルドな道路だ。

とにかく、すんなりと、うまいこと事が進まないのがこのメンバーの常で、それがまた楽しいということにしておく。


青木鉱泉

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愛想もへったくれもないオジサンから駐車券を買って車を駐車場へ。

各々が準備を整えたら出発。

ドンドコ沢の左岸を登るコース。

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小さな滝をたくさん見ながら、時に小さな沢を渡る。

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約3時間半ほどかけて白糸の滝へ

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このコースは標高差約1,500m。
滝をたくさん見ることができるが急登が続く。

楽しいがなかなタフなコースだ。

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更に1時間ほどで五色滝。

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これは圧巻。

マイナスイオンに癒される。

この滝を見ながら行動食を食べたり、水分補給など。

さらに1時間。
辛い登りが続くが、なんとか今日の目的地、鳳凰小屋にたどり着いた。

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まずはチェックイン。
荷物を自分の寝床になるスペースに置き、自炊の準備にとりかかる。

さあディナー&宴会だ。

この日のメインは豚汁!

チョー旨い豚汁!
美しき同行の皆さんが作ってくれるから尚更おいしい。

これ

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ビールを買って乾杯。

ビールの他には持ってきたワインじゃ足りないから、小屋で白ワインと赤ワインも購入。

オレは荷揚げには少し協力させていただいたけど、同行の皆さんのおかげで美味しいディナーにありつけた。

ありがたや、ありがたや。
みんな優しい。
シカモキレイ・・・
本当に感謝。

いつものことだが屋外のテーブルで、近くにいた方々を巻き込んで宴会は続く。

街では35度の猛暑ですとか言っているときに、爽やかで実に涼しい山小屋で豚汁とワイン。
なんという贅沢。

P1030718.jpg

あー
最高だ。

日が沈み、あたりが暗くなってもヘッ電(ヘッドランプ)点けて宴会は更に続く。

話は尽きない。

特に群馬県のKさん、愛知県のYさんとは今までの山の話で盛り上がり、もうお友達ね。
(次の日の山頂人文字にまで巻き込んでしまった)

山の仲間の宴会は文句なしに楽しい。

あんまり楽しくてワインも追加し、ヘベレケになるまで飲んでる者もいた。

それは…

オレだ…


フミさんもね…

いい加減酔っぱらって小屋の就寝時間には寝床に入ってバタンキューだった。



【7月29日】

山では3時頃に目が覚めてしまうのが習慣になっているのだろうか?
腕のプロトレックで時間を見ると3時半。
まだ酒が少し残っている。

もう一度眠ろうと思って目を閉じていたら、本当に眠ってしまった。

皆には5時に起きて6時に出発と言っていたが、もう一度起きたら本当に5時。

寝起きは良い方だし、酒も抜けていたのだが、なんだかまだ横になっていたかった。
飲み過ぎだな。

反省。

まわりのグループの皆さんはパッキングなどの準備に余念がない。


わが隊の皆が起きたから外のベンチで朝ご飯。

それぞれが持ってきたものを食べる。

オレはこれ。

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岳食の味噌煮込みうどん。
世話がないけど、結構うまい。

山小屋を出発したのは予定より遅め。

今日は長い行程だ。
さあ、みんな頑張ろう!

その前にオレが大丈夫なのか?

まずは地蔵岳を目指す。

登り初めはこんな感じ

P1030723.jpg

森林限界に近づくと・・・

おお!
オベリスクが見えてきた。

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まだ元気いっぱいの我が隊。

P1030725.jpg


砂礫のキツイ登りだから、ちょっと大げさに言うと一歩登れば半歩下がるって感じ。

なかなか進まない。
しかし辛抱強く登っていればオベリスクが近付く。

P1030727.jpg

そして登りきればオベリスクの基部へ。

P1030737.jpg


甲斐駒ケ岳ドーン!

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ところで、ここは地蔵岳の頂上ではない。
だってオベリスクのテッペンが頂上なんだから。

その頂上を目指して登る人も多数いる。
お助けロープもある。
若き日のオレも登ったさ。
しかし、今はヘタレの50代だから体力温存。
先は長いからね。

さあ、ここで山頂人文字だ。

小屋で知り合ったKさんとYさんにもご協力いただいた。

J I Z O U

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うーん・・・
まあまあ。
モナのJは、なかなか決まってる。
YさんのZも侮れない。

ところで、ここでトラブル発生。

なんと脚を捻挫してちゃんと歩けなくなってしまった青年が我々のすぐそばに座り込んでいたのだ。
一人で途方に暮れている様子。
聞けば、友人と3人で登りに来ているが、二人を山小屋に残して一人でオベリスクまで登ってきたのだそうだ。
その途中で脚を捻挫したらしい。

見ればハイカットではないスニーカー的なシューズに、下こそトレパンではあるがタウン着といったいでたち。

彼の友人の携帯に電話するが繋がらない。
SB社のiPhoneじゃ電波が問題外だし。

オレのau携帯でなんとか里にある鳳凰小屋の出張所に電話をして事情を説明したが、残念ながらそこにはお婆さんしかいなくて状況が全く理解できないようだし、小屋とも連絡はとれないの一点張り。

近くにいた登山者の皆さんに、鳳凰小屋に向かう人がいないか確認したが、時間的に薬師岳方面に向かう方ばかりで、小屋への連絡はとれなくなった。

いよいよ鳳凰小屋まで同行かとも思ったが、ダブルストックでなんとか歩けるということで、オレのストックを貸した。
住所と名前を教えて山を降りたら後日、送り返してもらうことに。

その彼はトルコと日本のハーフで、かなりのイケメン。

我が隊の女性陣も少しだけザワついて・・・

う?そーでもなさそうだ。
どんだけ理想が高いのよ。

そんなこんなで時間が遅れ気味。

賽の河原を通って観音岳に向かう。

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たくさんのお地蔵さんとオベリスク。
不思議な光景だ。


観音岳への稜線

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北岳を遠望しながら下って登る。

雲が出てきた。

振り向けばオベリスクが雲の中に入ってしまうところ。

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約1時間10分で観音岳 

三山で一番高い2840m

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さあ、人文字!

K A N N O N

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オレにも「O」をやれってか!?
50歳越してんだけどなぁ・・・
ハズカシイ・・・

またまたKさん、Yさんも巻き込んだ。
すみません、ありがとうございました。

ところで「N」はなかなかキツイんだよね~


観音岳から薬師岳への稜線は実に気持ちがいい。

残念ながら雲に覆われて北岳や間ノ岳は見えななくなってしまったが、もし晴れていたならば、素晴らしい雲上散歩になるだろう。

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約30分で薬師岳に到着

ここで撮った人文字が前にも見ていただいた写真

Y A K U S H I

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一番左のY字バランスをしていただいたKさんは体操の先生。

真ん中のUがYさん。

Hはオレ。
帽子で顔を隠したら怒られた。

そして、右端のモデルのように綺麗なお嬢さんは、この写真を撮っているSさんの奥様。
Sさんは、前の観音岳でも写真を撮ってくれた方。
かなり男前だ。
薬師岳でもたまたま一緒だったので写真もお願いするとともに、奥様も人文字に借りた。

きょうはカッコイイ男に会う日だね。
ま、オレにはかなわないけどな。
アハハハ・・・・・・

というわけで、日本山頂人文字協会は会員を募集しています。

入会すると、かなりアホらしいけど、それなりに楽しい山行ができます。
笑いが絶えません。

Kさん、Yさん、そしてSご夫妻、入会ありがとうございました!
(Yさんは入会と同時に中部支部の支部長になりましたとさ)

鳳凰三山、ものすごく久しぶりに登らせていただきました。


薬師岳からは、うんざりするほど長くて、長くて、なが~~~~い中道で青木鉱泉に下る。
ずーっと樹林帯。

飽き飽き。


辛さで泣きべそかく女子もいるくらい。
木の根っこも岩も滑るし。

ヘロヘロ。

途中でヘリコプターの音が聞こえた。
鳳凰小屋方面からだ。
きっと捻挫した彼を運んだに違いない。

ちょうど心が折れそうになるころ青木鉱泉に到着。

お疲れ!

充実感。

Kさん、Yさんにも会えて労をねぎらいあう。

青木鉱泉の昨日と同じ愛想もへったくれもないオジサンが温泉の受付をして、ひとっぷろ浴びてから帰途につく。

ちなみに風呂はなかなか風情があって良い。
あとは接客業であることを忘れなければねぇ…

中央高速はいつものように大渋滞だったが、楽しい皆さんのお陰で全く眠くなることもなく、皆さんを安全に西国分寺で降ろした。

そしてそこからは一人で山旅の余韻をかみしめながら帰った。

山はいい。

だからお決まりのフレーズ。
「痛快云わん方なかりき。かかるコースも神の力をかりて無事予定通りの結果を得しは誠に幸いなり、神に感謝せり。ああ思いめぐらすものすべて感慨無量なり」 加藤文太郎


【エピローグ】

優れた山頂人文字をつくるためには、自分一人でやるよりも他人の助けを借りるほうが良いものだと悟ったとき、その人は偉大なる成長を遂げるのである。

アンドリュー・カーネギー


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同じメンバーで行った草津白根山で山頂人文字の巻→ なぜかシラネど白根山 本白根山(草津白根山) 

その他、山頂人文字を見たいという物好きな人は、このブログの左下にある検索窓で「御岳山」とか「滝子山」とか「人文字」などテキトーに検索すると出てくる。



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プロフィール

辻本孝良

Author:辻本孝良
東京都中央区で会社経営してますがビジネス関係の記事はほぼありません。
山とか酒とかB級グルメとか阪神タイガースとかの、どうにもならないような記事ばっかりです。

50歳を過ぎているというのに志の低いブログでごめんなさい。

会社のサイトは 

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